えのもののブログ

ゲームのこと、プログラミングのこと、そのほかのこと

【ITベンチャー】転職することのメリット、デメリット、その他雑記

自己紹介?

社会人4年目にして二回転職をしています。

エンジニアです。HTML、CSS、JS(Vue.js、React.js)、JavaPHP、デザインとか触ってます。

 

0社目(大学時代)インターンなどは一切やっておらず、ひたすらサークルとバイトを張り切っていた。プログラミングも授業で半年間やった程度で、知識0に近い。大学自体は、知らない人がいないぐらい有名なところ。それに甘えていた感覚はないけど、就職活動はほとんどしていない。てきとーに3、4社受けて1社目へ。面接官が大量にいる、形式的な日本の「ザ・面接」に嫌気が差してやる気が一切起きなかった。ちなみに大学の単位もめちゃくちゃギリギリで卒業だった。

動画投稿事情:大学4年の秋にポケモンSMが発売、ニコニコに実況動画を上げ始めた。発売当初のポケモンパワーはすさまじく、無名なのに7,000再生を叩き出してびっくりしていた。

 

1社目:人材派遣のよくあるタイプの会社。規模としては50~70人ほどのベンチャー企業。新卒として入社。研修も2ヶ月ほどあり、ITとはなんたるかを学べた。ただこういう経営形態は基本的に給料が低く、特に新卒入社の場合は高くはならない傾向。業務的には特におもしろみも、やりがいも感じなかったが、ITでの働き方を学べたので、不満ばかりではなかった。

動画投稿事情&その他:社会人一年目は、大学生活とのギャップを最も顕著に感じる時期ということもあり、投稿頻度が激減。さらにSplatoon2が発売してしまい引退レベルで動画投稿から離れていた。しかし、夏頃に実況者大会の誘いとか、USUMの発売が決まり自分で実況者大会を主催したりと少しずつ活動頻度は戻って行った。社会人の生活に慣れてきただけかも。

 

2社目:一社目がちょうど一年経ったタイミングで転職。理由は明白。

1.給料が低い

2.人材派遣の業務携帯が嫌

上記の二つに限る。人材派遣とか、もろもろのことはほかの記事で書こうと思う。

追記:書きました。

e-no-mono.hatenablog.com

この会社には、2人目の従業員として入社。どベンチャー。業務形態としては受注開発。入社できたはいいものの、スキル感覚は前職と違いすぎて、最初はかなり無能扱いされた。というか無能だった。転職は新卒入社と違って、基本的に最初から即戦力として期待されるものなので、当然の扱い。ただ、3ヶ月経過したタイミングでなんか知らないけどプログラミングの知識とか業務知識とかが覚醒してガンガン働けるようになった。転職理由1の給料面も、前職の手取りよりも8万円ぐらい増えてかなり満足した。

そしてこの会社、かなり尖ってるし、ぶっとんでいた。

1.採用は20代だけ。

入社当時先輩が25、筆者が24ということで、基本的にそれ以降採用する人材は筆者よりも年下のエンジニアで固めようという方針に。そして一年経過した時点で、従業員数は12、3人に増加。いろんな若手エンジニアが集まったものの、未経験だったり歴が浅いメンバーが多く、会社全体の技術力としては不十分だった。そこから数ヶ月経過したタイミングで、筆者がマネージャーの役職に就任。意訳「これからもどんどん若手を採るから、入社したら面倒はそっちで見て。」

具体的に増えた業務

1.採用面接

2.人事面接(従業員の人事評価、給料とか決めてた)

3.その他若手エンジニアのサポート

後輩の面倒を見るのは嫌いじゃないし、給料も更に上がったので悪い気はしなかったが、社会人3年目でエンジニア兼マネージャーをやる器量はなかった。会社自体は回ってたし、なにかやらかした訳ではなかったが、自分としてはもっと上手くやりたかった。

2.福利厚生が謎。

沖縄での開発合宿:やたらと若手を沖縄にいかせる。会社のPRとして記事にしたり、採用ページでの見栄えを良くするためという名目だが、それにしてもすごい頻度だった。社内でも、筆者は特に行く頻度が多く、一年目は3回、2年目は1回と二年間で計4回、滞在期間にして3ヶ月沖縄にいた。費用も全て会社負担なので特に不満があるわけではないが、どこにそんな金があるのか不思議だった。

美容院がタダ:お洒落な場所にある高級ヘアサロンでのカット、カラー、パーマが無料。筆者は利用することはなかったが、金のない若者としてはかなり助かる制度ではある。ほんとどこからそんな金が湧いてくるのか。

そのほかにもいろいろ会社行事だったりが充実してはいたが、筆者はこういう会社単位で行う行事が大嫌いなので、マネージャーという立場を利用してそういう活動を少しずつ減らして行った。会社の行事じゃなくて、仕事終わりに気乗りしたメンツだけで飲みに行くのが一番。逆にそういう場のほうが、人は集まった。

 

2社目のまとめ:とにかくエンジニアとして、社会人として成長できた場だった。マネージャーという、会社経営側にも関わることのできる立場にいたこともかなり貴重な経験だったし、若手エンジニアとの繋がりもたくさんできて、今後ITで働いていく上ではきっといい方向に役立ってくれると思っている。

動画投稿事情&その他:仕事にも慣れて、ある程度動画投稿もできるんじゃないかと思われていたが、一時的にゲームだけじゃなくて、Twitterなどからも離れていた。結婚、引越し、転職、仕事など、実生活がそこそこ多忙だったのもあるが、それに加えてUSUMというゲームがあまり好きになれなかったため、ポケモンのモチベーション自体が皆無だった。しかし、実生活もやや落ち着き、ちょうど剣盾が発売ということもあって、動画投稿を再開しようと思った。ニコニコが死に、YouTubeでもともと少し活動していたので、このタイミングで完全にYouTubeに移行した。発売当初のパワーはすごかった。たくさん見てもらえたし、いまだに生配信をすれば昔では考えられないぐらい人が来てくれるようになった。

 

3社目:今の会社。コロナ真っ只中に転職した。

今回の転職理由はこちら

1.結婚したし、もっとお金がほしい!

2.前職とは違う業界をターゲットにしている分野で開発したい

3.前職の業績に少しずつ暗雲が立ち込めた。

正直3が大きい。というか、それもあって1につながった。

前職は前述した通り、ガンガン若手エンジニアを採用して、急激に会社を成長させている真っ最中だったが、途中から経営が上手くいってるとは言えなかった。業績の悪い会社で、昇給なんてなかなかできるものじゃないので、マネージャーという当時の会社で言えばナンバー2の立場とは言え、転職を考えてしまった。

今の会社の規模は30人ほど。前職の、「勢いだけの会社」とはうって変わってめちゃくちゃしっかりしていた。役員の充実、会社の明確なミッションと、メンバーの意識の高さがかなり噛み合っており、入社前の面接時よりも今の方が会社を気に入っている。

筆者はフロントエンドエンジニアとして入社。前職と違って、マネジメント業務は一切ない。開発に集中できる環境。前職で培った経験をフルに活用できているし、いい転職できたと思っている。

動画投稿事情&その他:この会社には、「趣味でYouTubeに動画投稿しています」と面接時に伝えている。というか、Pokeloopポートフォリオとして提出した。動画メディアに深く関係する自社製品を所有することもあって、向こう側も興味津々だったし、誰もが知っているポケモンというコンテンツも印象を良くしてくれた。ポケモンありがとう。最近では、チャンネルを知りたいというメンバーもいて、どんどんエビテという名前がバレ始めている。(マジで痛いHNにしなくてよかったと思っている。)

ということで、会社公認でYouTuberの活動をさせてもらっている。正直なかなかこんな環境はないと思う。

 

前置きがめちゃくちゃ長くなったけどここから本題。 (今更だけど、完全に個人の意見です。)

メリット

給料を上げやすい

しょっぱなから諸説あるやつ。

IT業界は、ベンチャー企業であれば特にだが、かなり流動的

年単位で転職する人も全然珍しくない。転職の理由は、労働環境の向上、新しい技術の習得、新しい業界に携わりたいなど様々だと思うけど、昇給も大きな要素。

グレーな話だけど、一緒に働いた上での正当に近い評価と、入社前の実労働を見ていない事前評価のギャップを利用しているということ。

転職を重ねて給料を上げるには、面接が上手である必要があるとは思う。

ただ、入社してからその給料に全く見合わない働きをしているとトラブルでしかないわけで、結局給料とともに自分も成長していくしかない。

 

新しい技術の習得

会社によっては、常に同じ技術を使うだけの場所もある。

もちろん、安定的に効率的に生産するには同じ技術を使い続けるのは間違ってないけど、それだと人もその会社と心中するしかない。

さらに、ITの技術の進歩は凄まじく、フロントエンドなんかは、5年単位でトレンドのアーキテクチャが変わることもある。

そうなると、筆者みたいな新しいものが大好きな人間は、最新の技術を追いたくなり、それを使用している会社に興味を持ってしまうのもしかたがない。

そして、そういった新しい技術を気軽に選定することができるのもベンチャー企業の特徴かつ魅力。

大手企業は、事故を起こすことをなにより回避したい。反面ベンチャー企業は、どんどん挑戦的なことをやっていくもの。そう考えればなおさらベンチャー企業間で転職が頻発するのは当然だと思う。

 

デメリット

正直、ベンチャー企業間での転職であれば、デメリットはほとんど思いつかなかった。強いて言えば、ベンチャー企業は人数的にも組織的にも、自身と会社の上位層との距離が、大手よりも近いことを意味するので、辛抱強く長く働いていれば、役員になることも夢ではないことか。

(ただ、基本的にITベンチャーの役員は、ボードメンバー(立ち上げ時のメンバー)が担うこと大半なので、会社の規模や、状況、組織図によって変わってくる。)

 

ここ4、5年を振り返る 

学生時代にプログラミングをしていたわけでもなく、まじめなほうでもないのに、そこそこの給料をもらいながら趣味の動画投稿ができている今の環境を作れたのは、最低限転職を上手にできたことが起因しているのではないかなと思っている。ITベンチャーじゃないとこう上手くはいってない気がする。

 

ただ。

まだ学生の人にこれだけ伝えたい。よっぽどの理由がない限り、就活をがんばって新卒は大手企業に入ろう

新卒カードというものがある。大学や専門学校を出た最初の一年にしか使えない究極のカード。それがあれば、大手企業も相手をしてくれる。ベンチャー企業から、大手企業に転職するというケースが本当に稀。つまり、大手企業に入るチャンスは基本的に新卒時にしかないと考えた方がいい。一度大手企業の環境を味わうのは大事だと思う。(経験していない筆者が言っても説得力はあまりないけど。)

ベンチャー企業はいつでも入れるけど、大手企業はそうではない。

 

最後に

自分の経歴に後悔は一切ないけど、せっかくそこそこ有名な大学を卒業できたわけだし、最初は大手企業に入ったりなど、もっといいやり方はあったとは思う。

世の中でプログラミングというものがどんどん身近になり、プログラマー/エンジニアの平均年齢が下がって行っている傾向もあり、最近は若い知り合い数人にプログラミングを教えたりしている。若いうちに技術力があればどれぐらい高みにいけるのか試してみたい。人の成長を見ているのは面白い。ポケモンも人間も、育成が一番楽しい。